2023年の振り返り & 2024年の抱負

前書き:サクッと振り返って、来年も良い年に!

2022年に引き続き、2023年の振り返りと来年の抱負をまとめます。

 

OGP画像は、両親と一緒に行った弥彦菊祭りで「菊より珍しいな!」と思っておもむろに撮影した日本酒です。画像右上にある「景虎」は息子に名付ける予定だった名前の一つで、字面が強すぎるから見送りました。「虎雪」も候補でしたが同じ理由で却下。

なお、この写真を撮った時、少し横で母親が同じように写真を撮ってて血筋を感じました。

         

振り返り:2023年は人生を進めてた

2022年に息子が産まれ、その流れで止まっていた時が急に動き出したかのようにライフイベントがボンボコ発生しました。30代は、そういう時期よ。

 

具体的には、隣人から騒音苦情が来たので一戸建ての購入(後述)を決断したり、息子を保育園に送り出し(後述)、ボケて孫の顔を忘れてそうな祖母と会ったり、父親が救急車で運ばれたりしたので「いつまでもあると思うな親と金」と思い立って両親と旅行したりしてました。

父親は元気ですが、手術に失敗しました。手術は必ず成功するものではないと、感じずにはいられませんでした。

 

2023年の後半は、「家族の状況(祖母や両親が若くない)」や「自分が好んで聴いていたバンド(BUCK-TICK、X JAPAN)から訃報があったこと」を受けて、少し心境に変化がありました。家族との時間を多く取った方が良いのだろうなと考え、労働時間を減らしました。

 

振り返り:一戸建ての購入(2024年に建築開始)

前述の通り、騒音苦情をキッカケに家の購入を決断しました。

2022年11月から一条工務店とやり取りを開始し、2024年3月から建築開始、2024年7月に引き渡し予定です。2023年12月現在、初回のお支払いが発生したタイミングです。家を建てるのは、時間がかかりますね。ちなみに、我が家はスムーズに進んでいる方らしい。

 

今更ながらの後悔なのですが、子供が産まれる前に「一戸建ての購入」もしくは「広い借家への転居」を考えないと、1歳以降の子育てが厳しいことに気付かされました。子供が激しく暴れまわり、物がドンドン増えて手狭になり、最終的には苦情でメンタルをやられます。これから家族が増える人は、私のようにならないでください。

 

さて。

一戸建てを選んだ理由ですが、まず私は田舎者なのでマンション購入が理解できませんでした。東京だったら理解できますが、私の寝床は大都会新潟です。マンション近くの商業施設がそこまで優れていません。賃貸の継続も、選択肢にはありませんでした。歳を取ってから病気を患って家賃が払えなくなった例を身近で見ていたので、老後の心配がない一戸建てが好ましかったです。賃貸が良いのは若い時だけ。

次に、どのハウスメーカーに頼むか。私は、家のデザインより性能重視だったので、一条工務店を選びました。一条工務店は、断熱性能が高く、夏と冬に全館空調が効き、太陽光発電で電気代をペイできます。性能の高さを展示場で事細かに説明され、「スペック高い。最高。一条工務店が良い」と感じました。質実剛健は良い。

 

私は世間知らずだったので「家の予算は3000万」と考えていました。3000万は、私が安全に支払える金額です。しかし、一条工務店との初回打ち合わせで「4000〜5000万円が相場です」と言われ、動揺しました。新潟でそんなに高いのか、と驚きました。

調査すると、建売が2500〜5000万のレンジ、新築が3500〜6000万のレンジが多かったです。海外はインフレ傾向にあるので材料費が高騰し、ここ10年で住宅は10〜20%程度の値上がりしています。これからまだ上がるらしい。怖い。消費税で数百万します。

建売の情報を眺めるのは、楽しかったです。面白いのは、新潟でも約8500万の建売があるのですが、家の大きさは36坪程度(そこまで大きくない)で内装グレードに値段が反映されていること。世の中は、規模より質が大事らしい。私は、家が大きい方が好みです。

 

色々すっ飛ばして、最終的に我が家は、土地70坪、家の施工面積34.5坪の平屋になりました。金額は、先程の相場の範囲内です。平屋にした理由は、平屋は階段がない分、2階建てよりも居住スペースが広くなるからです(あと、土地が広かったから平屋にしやすかった)。例えば、平屋34.5坪は2階建ての37〜40坪に相当します。平屋を提案してくださった一条工務店には、感謝しております。

また、平屋は勾配天井と相性が良いです。2階建てで吹き抜けを採用すると、2階部分の居住スペースを削ることになります。平屋は、居住スペースを削ることなく、開放的なリビング(勾配天井)を実現できます。見学で勾配天井を見て「あっ、平屋良いじゃん」と思ったことを覚えています。

とは言え、予算の都合で諦めたものは沢山あります。例えば、リビングに壁タイルを採用するとか。見た目よりも、広さを取りました。子供が増えた時用に一部屋空けてます。増やすお金ないけど。

 

ドキドキのイベントだったのは、住宅ローン審査です。

「最新の源泉徴収(2023年)」と「住宅ローンに出す源泉徴収(2022年)」との差額が170万もあったので、ローン審査が通るのか心配でした。しかし、ダークホースは団体信用生命保険でした。住宅ローン承認に団信加入が必須なのですが、私は健康診断の告知事項が多すぎてWeb申込みがタイムアウトするぐらいでした(2回タイムアウトしました)。

「あっ、終わったかもしれん」と不安でしたが、結論を書くと住宅ローン審査通ってます。皆さん、健康には気をつけましょう。

 

振り返り:息子、保育園デビュー

息子が1歳2ヶ月ぐらいの時に、保育園へ送り出しました。

嫁の故郷のロシアでは幼稚園/保育園の事情が良いようで、息子の保育園に関しては嫁とひと悶着ありました。私個人としては、息子が社会性を身に着けているようなので、保育園に対して不満がないです。保育園に手書きで連絡帳を書くのが大変だけど、最近慣れてきました。

週3保育で月3万円かかり、嫁が専業主婦なのは結構財布に厳しいです。3歳から無料になるので、そこまで我慢します。

 

息子は保育園で「朝の挨拶を恥ずかしがってしないが、他の友達の面白い挨拶を真似する」「隅っこで図鑑を読んでいる」「ご飯が食べたくて、手洗い場へダッシュする」「眉毛で会話する」らしく、自宅と印象が違うなと思いました。電車乗っている時も静かにちょこんと座っている子なので、物静かな子かもしれない。家だとウルサイけど。

 

初めての物を見ると強ばる癖があるらしく、サンタさんが来た時に固まっていたらしい。その日の夜に

 私 「サンタさん怖かった?」

 息子「うん」

 私 「サンタさんから何か貰ったね、良かったね」

 息子「うん」

 私 「ありがとう言った?」

 息子「……」

という会話をしました。可愛い息子よ、お礼はできるようになろう。

 

振り返り:仕事に対するモチベが落ちていた

2023年の前半は、悩んでいたことがブログ記事から読み取れます。自分のお仕事 is 何、の状態だったんだと思います。

 

しかし、2023年の後半からは状況が変わりました。「一つの案件ではなくて沢山の案件を担当」「苦手なインフラを担当」「テクニカルマネージャーとしての負担は減少」「空いた時間で社内ツールの開発」という状況に変化し、どことなく気が抜けた状態で仕事をしていました。大変な仕事が無かったので、力の入れどころを見失っていました。

E2Eテスト結果からドキュメントを生成したり、AWSモックを試したりしましたが、一人でコソコソ作業をしていたので「誰かと一緒に作業したいな」と思いながら淡々と進めてました。

 

人間、不思議なもので、暇な時に「普段できない改善活動をやろう!」というモチベにならないものです。ある程度締め付けられた状況でないと、パワーが出せないのです。主語が大きかったかもしれない。私だけかもしれない。資格取得の目標を立てましたが、コチラもやる気が出ず。

雑にまとめると「今年、仕事で何か成果を出したかな?出してないよな?」というのが正直な感想です。この暇な時間で自社サービスを作りたかった。

 

振り返り:アウトプット

2023年の前半は書籍の執筆が予定されていましたが、時間を捻出できず、出版社にお断りと謝罪をしました。子供が産まれて、自由に時間が使えないもどかしさを感じていた時期です。何か頭に靄がかかったように、思考がボンヤリしていた記憶があります。恐らく眠かっただけ。

  

2023年の後半は、仕事が暇で残業が10h以下に収まったので、急にOSS活動が活発になりました。ただし、暇つぶしでコードを書き散らした側面が強く、質が伴っていませんでした。Androidアプリやフロントエンドの開発にも挑戦しましたが、身につきませんでした。

    

2023年に開発したOSSの中で最も出来が良いのは、hottestコマンドです。Golangのテスト結果を見やすくするツールです。シンプルな実装かつ新しい挑戦(GitHub Actionsを提供)ができており、お気に入りです。使いやすいのが良い。

【Golang】hottest – ユニットテストのエラーメッセージを抽出するCLI/GitHub Actionsを作った話

     

残りのOSSは、生き残るかどうか(使い続けるかどうか)怪しいものばかりでした。最後まで作りきれなかったOSSもあります。1万行以上書いたOSSもあるのですがね……

           

振り返り:音楽

Spotifyによると、2023年は「再生時間64,151分」「聴いたアーティスト1,266組」でした。トップソングは以下の通り。ブラストは、そんなに聴いたかな?

           

KORPIKLAANIのVodkaは、シンプルで口ずさみやすいメロディ。嫁から「なんで、そんなに古い歌を聴いているのか」と言われましたが、自分は今年知ったんじゃい(同じバンドの別の曲は、ニコニコで見かけたので知っていた)

           

2023年に聴き始めたバンドで、初めてトップ5に食い込んだのはlynch.。彼らは完全にメタルサウンド。残りのバンドは、GargoyleやBUCK-TICKなどの2022年から聴き始めたメンツ。

2023年は、ジェントのような現代的なメタルサウンドを身体が受け付けるようになりました。メタルの流行から10年遅れてます。

    

2024年の抱負

2023年の反省点として、何らかの成果を上げたり、技術的なスキルを身につけることができませんでした。そのため、2024年は質の高いアウトプットを出すことに焦点を当てます。ちなみに、2023年も似た内容を抱負として掲げていました。成長が見られない。

 

上記を踏まえた2024年の抱負は、以下の通りです。

  • OSS活動は、AWSユーティリティツールに絞ること
  • 自作サービスを立ち上げ、運用経験を積み、収益を上げること
  • 社外での活動を増やすこと

   

私は、OSS活動でリポジトリを乱立して、途中で飽きて捨ててしまうことが多いです。様々な人に使って貰えるツールを開発した方がモチベを維持しやすいので、2024年は高品質なOSS開発を目指します。また、インフラ勉強を兼ねるため、AWS関連のOSSとします。

既に足がかりとなるリポジトリを作成済みであり、そのリポジトリは複数のAWS CLIを含むプロジェクトとなる予定なのでrainbowと名付けました。私の好きなバンドであるRitchie Blackmore’s Rainbowから名前を借用しました。AWSマネコンを使わずに済むように、便利コマンドを多数作る予定です。AWSインフラ費用を捻出するために、GitHub Sponsorsを全員止めたのはココだけの話。

 

自作サービスを立ち上げる理由は、全て独力で開発したソフトから得られる知見が大きいからです。0–>1の苦しみを味わったり、会社で試しづらいツールを導入したり、今まで気づけなかった運用上の問題に気づけたりと、様々な挑戦が発生すると考えています。リソースは私一人なので、手抜きするための努力は惜しまないつもりです。また、収益化の設計も行う想定です。自作サービスの話は、年末に薄い本へ昇華できると良いな〜なんて妄想中。

 

社外での活動を増やす理由は、有名になった方が利点が多いからです。自分が作ったOSSを有名にするコストを減らすには、自分が有名になるのが手っ取り早いと感じています。今の私がOSSを宣伝しても、ユーザーは増えません。ユーザーが増えないとバグレポは飛んできませんし、モチベが上がりません。

自作サービスを立ち上げることを考えると、社外活動で自分自身の知名度を上げる必要があるかなと感じた次第です。あと、2年間引きこもり(フルリモート)していた関係で、お外が恋しくなりました。

         

最後に

「高専生って凄いんだな(小並感)」がプチバズして楽しかったです。

以下の会話は、やらせです。

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