【入社エントリ】フラー株式会社に入社して約半年経ちました

前書き:人生初の転職。その感想

2022年1月にフラー株式会社へ入社してから、約半年経ちました(実際は5ヶ月と少し)。参加プロジェクトも区切りが付きそうであり、良い節目なので記録を残します。社内の細かいことは書きません。

個人的な日記に近いので、SEO(検索エンジン最適化)を気にせず、文章多めです。

            

自己紹介と転職の経緯

転職経緯の詳細版は、別記事に書いています。

私は、前職で組み込みエンジニアとしてキャリアを歩んできました。しかし、使う技術が古く、業務内容もマネージメント寄りになってきていました。そのため、「エンジニアとして使えないオッサンになるのではないか(今31歳なのでオッサンなのは否定しない)」と漠然と不安を抱えていました。

そんな中で、私が就活をしていた時期(2013年ごろ)に新潟に無かった企業が目に入りました。そう、フラー株式会社です。フラーは高専出身者が起業した会社であり、ネットで調査した限り会社として成長が見込まれました。新潟県内でも知名度が上がっているタイミングでしたので、印象も悪くありませんでした(経営状況は赤字だったけど。今は黒字)

 

私は「転職するならココにするか」とアタリを付けましたが、一つだけ問題がありました。残念なことに、フラーは組み込みエンジニアを採用していないのです。やべぇ!どうするか!?!残業で疲れ果てていた私は「Ruby on Railsの本を読んで、サーバーサイド チョットワカルを演出するか……」と雑な解決策に辿り着きました。

:フラーのサーバーサイドのメイン言語はGolangであり、Rubyを勉強する意味はほぼ無かった。

 

採用応募した段階で、Doda(転職サイト)の担当者様から「フラーは書類選考が厳しく、即戦力が求められています。さらに、募集要項に一つも引っかかる項目がありません。あなたの経歴では、書類選考を通せないかもしれない」と言われました(この発言を聞いた時、それを何とかするのがあなたの仕事では?と思いました)

書類通るかビクビクしていましたが、無事通りました。そこから一ヶ月以内に内定をいただきました。内定を聞いた時、不思議な感覚がありました。何故、受かったのかと。特にOSSで活動していた訳でも、職務経歴書がキラキラしていた訳でもないです。入社後、当時の面接官に「何故、書類先行に通ったのか」と質問したら、「面白そうだったから」と言われました。ドウイウコトナノ。

ちなみに、新潟で働いていたエンジニア(+ 元組み込みエンジニア)がフラーに採用された例は、CTOと私ぐらいしか知りません。最終面接で技術的な内容で共感してくれたのはCTOだけでしたし、CTOのおかげで入社できたのかもしれない。

 

入社後の感想:USキーボードの洗礼を受けた

今でも許せないことの一つに、開発機(Mac)がUSキーボードという点があります。

VPoEが遠くの席で「ほら、USキーボード使えない人もいるから(チラッ)」と私のことを見ていた場面が今でも忘れられません。USキーボードなんて半導体露光装置の操作パネルでしか見たことなかったので、「日本語入力できない…かな変換どこ…」と途方に暮れていました。

:今は、入社前にお願いするとJISキーボードが使えます(私が騒いだせいです)

 

10人ぐらいにヒアリングしたのですが、「USキーボード全然気にならない」と言われました。JISキーボード派は1名いたかな…?エンジニア以外の人(電話応対などされる方)ですら、「別にJISキーボードじゃなくても良いです」と回答してきて、異世界に迷い込んだ気分でした。

         

入社後の感想:開発環境がまとも

ある程度の規模感がある会社では、歴史的な経緯や申請の都合上で、使える開発ツールが限られることがあります。フラーは、歴史が浅い企業であり、面倒な申請が少ない(ほぼ無い)ので、開発ツールは現代的なものを使用できます。

開発機であるMacも性能は必要十分であり、「Office開くのが遅い!」みたいな状況は発生しません(そもそも、Officeを使う頻度が少ない、という別現象も発生していますが)

 

ただ、不満はあります。私は開発機にMacではなくて、Linuxを使いたいのです。しかし、諸般の事情によって諦めました。CTOに泣きついたら、「前CTOはLinux使ってたし、自分で色々何とかできるなら良いですよ」と回答してくれましたが、別の部門からNGと言われました。悲しい。

 

入社後の感想:フルリモート最高

フラーは、フルリモート勤務(自宅勤務)できる会社です。さらに、フレックスタイムを採用しているため、かなり柔軟な働き方ができます。

例えば、保育園に子供を送迎してから働いたり、子供を夜寝かしつけてから夜中に働いたり、夜ふかししてコアタイムギリギリ(朝10時)に始業することができます。

 

また、オフィスは新潟(新潟市、長岡)、千葉(柏の葉)、沖縄と複数あり、希望する場所で働けます。転勤や出向がありません。転勤や出向で人生設計が大幅に狂わない点は、大切なポイントです(前職は平気で出向させる会社だったので、嫌でした)。

フラーに入社する前は「通勤往復1時間なんて、大したことないでしょ」と考えていましたが、今は「電車通勤(ヾノ・∀・`)ムリムリ、時間の無駄だし、生産性下がる」と考えてます。2〜3ヶ月に1回しか出勤していません。どうせプロジェクトメンバの大半が千葉にいるので、新潟本社に出勤しても意味がないという……

 

入社後の感想:Slackがバチクソ楽しい

採用担当の方から「入社してみて、フラーの一番イイとこってなんですか?」と質問され、「Slack」と回答するぐらいには楽しいです。前職にいた時は「Slackなんてただのチャットツールでしょ?Skypeと大差ないでしょ」と考えていましたが、私が愚かでした。全然違いました。

フラーのSlackは、往年の2chやTwitterのような不思議なテキストコミュニケーションです(個人の感想です)。上手く言語化できないのですが、フラー社員の個性が強すぎて、独特な空間が形成されている気がします。そうそう、フラーはZoom会議中のチャット欄の盛り上がり方も異常です。これは入社して確認していただきたいポイントです。

        

入社後の感想:社員が個性的

前職(新潟の中小企業)と比較して、経歴がぶっ飛んでいる方が多いです。

有名大学出身、大学主席、留学経験あり、国際結婚、外国籍の方、書籍出版経験あり、前職が大手(有名企業)、趣味全力投球マン、自称美少女(複数名)、社会人で大学に通う方、etc…

フラーの社員は、将来を見据えて行動している方が多いですし、「この趣味が好き!」と発信する方も多くて、人生を全力で楽しんでる感が伝わってきます。仕事も遊びも全力。例えば、社長は作ったプロダクト数がメチャクチャ多いし、趣味でも徹夜してて体力オバケ👻尊敬するレベル

 

エンジニア視点では、優秀な20代が多いです。間違いなく、私より優秀です。フラーに入社して2ヶ月ぐらいで、「前職の20代は、フラーの20代社員に誰一人として勝てないだろうな(主に知識量と実装速度)」と感じました。

ただ、フラーは関東圏の企業でもあるため(千葉にもオフィスがあるため)、優秀な人が多いのは当たり前かもしれません。新潟のような地方では、「指示されたことしかできない、もしくは指示があってもサポートしないと作業できないエンジニア」が多いです。私は新潟で過ごしてきた期間が長いので、余計に関東とのギャップを感じたのかもしれません。

 

入社後の感想:エンジニアっぽい活動ができている

前職では、マネージメント寄りの業務が増え、残業量もなかなかでした(年間300〜600h)。そのため、エンジニアとしての活動は殆どできていませんでした。フラーに入社してからは、エンジニアに戻れた気がしています。

まず、単純に実装量が増えました。仕事で1.5万[LOC](SQLを含めると2万[LOC]超え)、趣味で3万[LOC]ぐらいのコードを書きました。前職よりハイペースでコーディングしています。

また、Software Designに記事を2回寄稿したり(寄稿感想その1その2)、LPIC Level3を取得したり、自作OSSのStarが後少しで100個超えそうだったり、エンジニアっぽい成果を出せてます。ここ数年、このような成果は出せていませんでした(年間通して成果なしが多かった)。

            

サーバーサイドの感想:実装つまらない

フラーに入社してから、人生で初めてサーバーサイドのコーディングをしています。しかし、面白ポイントを見出だせずにいます。この半年で、私は低レイヤーを扱うシステムプログラミングが好きだということに気づきました。サーバーサイドは、何かが違う。

世の中には「json色付け係」という言葉があります。この言葉は、クライアント(iOS/Android/Webフロント)のエンジニアが、サーバーの返したjsonをGUI表示する作業を揶揄しています。私は、「json色付け係」のサーバーサイド版に直面しているのではないかと考えています。

「json詰め込み係」と言えば良いでしょうか。コーディングしていると「外部の便利APIを叩いて、DBデータをjsonに変換しているだけではないか?」と感じています(例外として、サーバーコードとインフラを0 –> 1 で構築した期間は、勉強になりました)

 

勿論、私はサーバーサイドとして、完璧なコードを書いている訳ではありません。知識不足による誤ったコードを書きます。しかし、それはそれとして「実装つまらんな」という感情が湧き上がります。アルゴリズムが存在せず、コーディングしてて作業感が強いです(コード規模が前職の100分の1だから、担当しているシステムが単純とも言えます)

あまりにもモチベーションが湧かないので、Androidアプリのコードをチラ見して楽しんでいます。クライアントもサーバーも分かるエンジニアを目指すのが、精神衛生上よろしいのかなと考えながら仕事しています。世の中難しいね。

 

入社後の感想:フラーはデザインの会社

私は、フラーをソフトウェア会社という認識で入社しました。しかし、働いてみると「デザイン(UI/UX)の会社だな」と感じました。ソフトウェアに強みを持つ点も間違いではないのですが、それ以上にデザイン領域の強さが際立っています。

デザイン領域へのコダワリは、開発スタイルにも現れています。画面仕様がドンドン変わります。他の企業では、開発初期に決定した画面遷移やレイアウトを殆ど修正せずに、開発が完了することがあるかもしれません。しかし、フラーは「ユーザーに伝わりにくいデザイン」は、開発終盤であっても修正します。そしてソフトの修正速度が早い。

 

この開発スタイルを請負契約でも実施するあたり、顧客のそばに寄り添って価値のある製品を届けようという姿勢が現れています。が、前職時代に私は請負契約で痛い目を見てきたことがあるため、この開発スタイルには少しドキドキしています(修正しすぎて、利益でなくなることもあるかもしれない)

               

年収減ということは、年収減ということです

年収は、転職してから私の脳内でグルグルしている問題です。将来のこと(子育てなど)を考える時期なので、昔みたいにお金のことを楽観的に考えられなくなりました。我が家は、1馬力なので切実な問題です。

 

私がフラーを応募した当時は、「未経験枠:〜 500万」「経験者枠:〜850万」という2つの求人がありました。私は後者で応募しましたが、選考中に未経験枠扱いされました。経歴を考えれば順当です。

前述した通り、私は組み込みエンジニア –> サーバーサイドエンジニアにジョブチェンジして、フラーに入社しました。そのため、オファー面談時に「Golang経験もなく、経歴もサーバーサイドではないので、提示した年収以上は出せない」と採用担当者に言われました(この後、交渉して微増しています)

 

転職前の年収(2021年)は、580万(転職を決めたので、残業は控えめの年間300h)でした。オファー面談時に提示された額(初回額)は、ちょうど年収が100万ぐらい下がった金額でした。未経験枠採用がMax500万なので、提示された金額はほぼ上限値でした。

提示されたタイミングで、かなり迷いました。許容できる年収減少額を超えていたからです。前職にそのまま勤めれば、数年で年収600〜650万ぐらいに達します。そこで、オファー面談時に「年収600万を超えるための条件」を確認しました。

その結果、私がフラーで年収を良い感じにする条件は「一次面接のサーバーサイド担当者と同じ役職(かなり上)となること」「残業を年間200h以下とすること(補足:フラーは固定残業代なので、残業時間を増やすメリットがない)」の2点と判明しました。残業時間は中央値で月10時間程度と聞いたため、私は提示された年収を許容できると判断しました。

 

結論としては、この判断を少し後悔しています。もう少し給与交渉を粘るべきでした。年収が100万も下がると、単純に心がお金に惑わされます。さらに、サーバーサイドの仕事を覚えるだけで大変であり、残業量も自分でコントロールできません。「これ、年収上がらないのでは?」と不安が付きまといます。副業で40万ぐらい収入を得ても「本業 + 副業を合計して、前年の年収を下回るのか…」と憂鬱になります。

このような背景があり、「早くキャッチアップして頑張らなきゃ」と考えてます。上司との1on1で「何か急いでいる印象があったけど、そういうことか」と言われるぐらいには、焦ってます。スキルを上げて、会社の売上をスケールさせるのが当面の目標です(そうすれば、給与も上がるでしょ?)

 

追記:フラーには、転職前の私より高い給料を貰っている20代もいます。

            

カジュアル面談いかがでしょうか?

フラーでは、採用選考に進む前に、カジュアル面談で会社の雰囲気を知ることができます。

Android/iOS/サーバーサイドの職種で、フラーに興味をお持ちの方がいらっしゃれば、私のブログのお問い合わせフォームか、TwitterのDMにご連絡ください。人事担当者に繋ぎます。

(会社が「リファラルリファラル」と連呼しているので、少し貢献しようかなと考えた立ち回りです)

    

結論

最後に重たい話を書いたので、「転職は失敗?」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、給与以外は特に不満ないです。働きやすいし、ストレス殆ど無いし、人は優しいし、周りのエンジニアは技術力高いので、労働環境は最高です。

 

年収減も、自分が無理なジョブチェンジをした結果です。取りあえず頑張るか!と考えています。人事担当者から「(あなたは)ここ最近に採用した人の中で、かなり良くて。同じような人を採用したい」と言われているぐらいだから、次の評価で給料上がるんじゃね?知らんけど。

(ただ、次の転職で年収下がるオファーが出たら、絶対承諾しないと心に誓いました。お金大事ですね)

 

 

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