最終出社だった。PR 5件ほど出して、サヨナラしてきた。1.5年ほど在籍した。転職活動を始めた時点では在籍期間1年ほどであり、「こんなに早く転職してよいのだろうか」と転職活動自体を迷った。私は安易な転職を良しとしない保守的な人間であり、自力で変革できないこと以外は耐えられるので、「この程度の不満で辞めるのはチョットな……」と迷いが生じた。カジュアル面談も一社だけ受けて、しかも「転職する気ないですよ」と伝えながら選考を進めて内定をいただいたりしていた。なお、私は転職活動で同時に一社しか受けない。会社情報が脳内で混ざると嫌なので。
転職理由は、抽象的に言えば音楽性の違いである。現職はクラシックがしたかったが、私はメタルがしたかった。メタルとクラシックは、技術、理論、練習量、アンサンブルのような土台を共有している。クラシックに合わせることもできる。しかし、楽譜がポンポンと変わり、定番曲を十分に演奏できず、演奏スタイルに違和感を感じながら、あと数年働く選択肢が弱かった。私のワガママである。
現職の面接を受ける前は、あらゆる公開物に目を通して、1週間以内に全ての面接を終えた。水が合うと表現されるぐらいだった。現実的には、私は淡水魚で、現職は海だった。とはいえ、海水の刺激を受けて、設計思想に大きな変化があった。