私の悪い癖だが、新しい技術概念を勉強している最中に、他のことに夢中になってしまう。試験勉強中に部屋の掃除を始めるのに近い。この悪い癖から生まれた成果物がブロックチェーン環境構築コマンドの block だ。先週の Weeknotes に詳細を書いてある。

ブロックチェーンの特徴が掴めてくると、私は「分散ノード」「改ざんが検知できる」という特徴から、「そこそこ大事なデータを皆で管理するシステム(インフラコストを自分だけで賄わないシステム)」を構築できないかと考えた。

最初の閃きは、Wikipedia だ。Wikipedia は寄付を何度も募っている。分散ノードでテキスト管理すれば、インフラコストを自分だけで賄わないシステムとなり、寄付への依存を減らせるのではないかという発想だ。私の理解が甘かったのだが、Wikipedia はインフラコストよりも人件費の負担が重いらしく、しかも本案は既に前例があった。

次に考えたのは、政治的な公文書の管理だ。発想は悪くない。問題は端的に2つあり、公文書の管理に関わる立場ではないこと、最初から誤った内容が登録されていると無力になるということだ。最後に発想したのは、タイムカプセルだ。需要は少ないが、悪くはない。時限式の暗号化として Timelock Encryption があり、10年後に復号できる何かを分散ノードで管理することが可能だ。特定のサービスが10年後も生き残っているかどうかを心配する必要がなくなる。その一方で、分散ノードを維持できるか、という問題が生まれる。なお、ここまで考えると「ブロックチェーンである必要はあるのか」という別の問題が出てくる。

タイムカプセルを作って何が嬉しいのか、という意見は認める。この案を自由に実装してもらっても構わない。