感想: 日本はもはや「後進国」

感想: 日本はもはや「後進国」

後進国から脱せられるかはトップ次第? 本書は、バブル景気後の日本が貧しくなった原因を説明した後、日本が再び豊かになる方法論(著者:加谷珪一氏の考え)を示しています。私のようなソフトエンジニアで、経済に興味がない人が読むのに、ちょうどよい分量(219ページ)かつ内容でした。日本の駄目な例として、印鑑問題、電話オジサン、ご挨拶テロ、働かないオジサンなどを知らない人は、是非本書を一読していただきたいです。 本書のタイトルは、実に刺激的。もう日本は遅れている国だと認めなさい、と諭されているようです。平成生まれの社会人にとって見れば、日本が上り調子の時代を知らない訳ですから、日本の未来が暗いのは周知の事実です。その認識でいてもなお、本書のタイトルには興味を惹かれました。 ...

January 5, 2020 · 4 min