X を失って、行き着いた先は個人サイトだった
Twitter から X へ改名された2023年頃から、私にとって X が不快な場所に変わっていきました。インプ稼ぎ、攻撃的な発言、論理的ではない主張など、見たくないポストが増えました。たまに面白い話を見かけますが、負の感情を増幅するポストを目にする機会の方が圧倒的に多いです。あと、単純に時間泥棒。
閲覧という意味では「嫌なら見るな」で話がすみますが、私は書き込みもそこそこしたい派です。Bluesky、mixi2 などの他 SNS に移住するモチベもありませんでした(モチベはないけど、Bluesky TUI クライアントを実装しました)。
幸いなことに技術ブログを持っていたので、自分好みに改良し続けました。
私「技術的な知見を技術ノートにまとめよう」
私「色んな人と交流できるように、BBS を用意しておくか」
私「X にポストするかわりに、weeknotes で日常を記録するか」
と項目を足していくに連れて、段々と往年の個人サイトじみてきました。2000年代はゲーム系の個人サイトにお世話になっていたので、そのスタイルに無意識のうちに近づいていきました。
個人サイトの良いところ
- 自由
- SNS や外部サイトより、ロングテールであること(維持する気力があれば)
- 転職時、アウトプット力や人となりを示す一次情報になること
上2つは、そこまで意識していません。最も重要視したのは、最後の項目です。
私は、採用担当だった経験があります。選考中に「アウトプット量が多い人は、判断材料が多くて好ましい」と感じることが何度かありました(注:アウトプット量が多ければ、無条件で OK という話では当然ありません)。このような経験を踏まえて、私自身もアウトプット量でソフトウェアエンジニアとしての存在感を示そうと結論づけました。
具体的には、GitHub およびサイト内の記事・技術ノートで技術的な関心を示し、weeknotes で人となりや日常的な興味関心を示そうと考えました。
weeknotes とは
始めた当初は、「weekly(週報)」と表現していました。curl 作者である Daniel Stenberg 氏が週報を配信していることを思い出し、そこから着想を得ました。
週報を書き続けてしばらくした後、weeknotes という別表現を見つけました。weeknotes という表現はデザインスタジオ由来であり、成果の報告だけでなく、進行中の試行錯誤や寄り道、個人の感想も載せる文化らしいです。特に意識していませんでしたが、私の weekly(週報)もこのスタイルだったので、weeknotes と呼ぶことにしました。
weeknotes に期待する効果
weeknotes は自己開示でもあるため、リアルで対面した時の雑談ネタのキッカケになると嬉しいです。その一方で、読んでみて「この人と合いそうにないな」と思われたら、それは仕方がないことです。
私にとっては weeknotes は日記のような立ち位置です。過去の開発記録や日々のイベントを後から振り返るために書き溜めている側面があります。そして、第三者が私を評価する時に一次資料として weeknotes を使ってもらえればいいかな、ぐらいのノリです。
weeknotes に書かないこと
weeknotes の話題は自由ですが、書いた内容には当然責任が伴います。私は、weeknotes に書かないと決めている内容があります。以下が代表的なものです。
- 職場の内部事情
- 特定個人に対するネガティブな内容・攻撃的な内容
- LLM が出力した文章
- 家族のプライバシーに関わること
5年、10年後に読み返したい
debimate には、2018年から書いてきた記事が228本あります。そこに技術ノートや weeknotes も加わり、当時何を作り、何を考えていたのかを辿れる場所になってきました。weeknotes に開発記録があるので、記事を書く時にサッと開発当時の思い出話を書きやすいです。
日記的側面でも、debimate は役に立っています。例えば、サイト内にディズニー旅行の記録(2019年、2026年)が複数あり、忘れていた内容が記録されていて私には面白いです。単純に、7年前の自分の文章が面白い。
「AI が作ったドラムンベースアレンジにハマっている」みたいな話を weeknotes に書いておくと、将来の自分には懐かしい記録になるんですよね多分。完全に自分向けコンテンツ。
まずは、weeknotes を1年続けてみたいと思います。意識高い取り組みではなくて、ツイ廃が行き着いた結論が weeknotes なんです。
