
Software Design 2022年1月号 第2特集(第1章、第2章)に寄稿【キッカケ、感想、書き足りない内容】
前書き:人生初!ソフト雑誌への寄稿 技術評論社のSoftware Design 2022年1月号 第2特集(第1章、第2章)に寄稿させていただきました。 間違いなく、2021年で最も嬉しい出来事です!(エンジニア人生の中でトップクラスの嬉しさ) ...

前書き:人生初!ソフト雑誌への寄稿 技術評論社のSoftware Design 2022年1月号 第2特集(第1章、第2章)に寄稿させていただきました。 間違いなく、2021年で最も嬉しい出来事です!(エンジニア人生の中でトップクラスの嬉しさ) ...

前書き:技術レイヤーが変わる前に振り返り 2021年12月に新卒入社した会社を退職しました。 退職前の会社では、組み込みエンジニアとして働いていましたが、次の職場ではバックエンドエンジニアとして働きます。組み込みエンジニアは、ハード(機密情報)と近い関係からか、あまり情報発信しない印象があります。情報発信しようにも、「会社独自技術のネタしか無い」という業界な気がしています。 ...

SEOの名著と呼ばれる"沈黙のWebライティング" SEOの書籍を読んだことがなければ、Web版で本書の中身をチラ見してみよう! Search Engine Optimization(Web検索最適化)。 ブロガーやアフィリエイターであれば、SEO(Googleの検索エンジン)と戦い、自分のWebサイトを検索上位に押し上げるために(そして日銭を稼ぐために)、日々工夫を凝らしていると思います。 ...

Rubyで初めてのオブジェクト指向なら本書! あなたのメイン言語がRubyで、オブジェクト指向を学んだ事がないなら、本書はオススメです。 本書は、「簡潔で見通しが良く、変更が容易な設計」と「アンチパターンと呼ばれる設計」との違いを教えてくれます。やや回りくどい文章で翻訳されていますが(恐らく原文も回りくどい)、本書の価値を落とすレベルではありません。 ...

Ruby入門なら本書! 2020年時点で、Ruby入門書の決定版は、本書でしょう。本書は、説明が丁寧に記載されており、内容の分かりづらさがありません。読者が躓きそうなポイントを先読みしたかのようなコメントも随所に見られます。Rubyの基本的な文法を説明した後、各章末でサンプルコードを示す形式のため、写経が好きな方は気にいると思われます。 ...

リファクタは日常的に実施すべきと教えてくれる名著 本書で登場する表現である**「コードの不吉な臭い」**。 不吉な臭いとは比喩表現であり、リファクタリングが必要そうなコード(悪い設計)から感じられる雰囲気を意味します。複雑度が高く、モジュールごとの役割が不明確で、暫定対応が恒久対応となってしまったコード。そんなコードを読んだ時の感覚が、コードから不吉な臭いがするとみなせます。 ...

IoTと縁がなかった開発者向けの網羅的な一冊 本書は、技術評論社の養成読本シリーズの一つであり、IoT(Internet of Things)システム構成を網羅的に説明しています。本書の構成は、IoTの全レイヤー(下記の引用参照)における代表的なハードや技術について広く述べた後に、Raspberry Pi/Slack/3G接続用モジュールを用いた小規模なシステム(トイレ個室の空き情報を通知するシステム)のハンズオンを紹介する流れとなっています。養成読本の中で最も読了感が良く、初心者から中級者のステップアップに役立ちそうと感じられました。 ...

後進国から脱せられるかはトップ次第? 本書は、バブル景気後の日本が貧しくなった原因を説明した後、日本が再び豊かになる方法論(著者:加谷珪一氏の考え)を示しています。私のようなソフトエンジニアで、経済に興味がない人が読むのに、ちょうどよい分量(219ページ)かつ内容でした。日本の駄目な例として、印鑑問題、電話オジサン、ご挨拶テロ、働かないオジサンなどを知らない人は、是非本書を一読していただきたいです。 本書のタイトルは、実に刺激的。もう日本は遅れている国だと認めなさい、と諭されているようです。平成生まれの社会人にとって見れば、日本が上り調子の時代を知らない訳ですから、日本の未来が暗いのは周知の事実です。その認識でいてもなお、本書のタイトルには興味を惹かれました。 ...

他言語経験者もしくはJava経験者向けの入門書 本書は、古いJavaのスタイルとモダンスタイルを比較しながら、クラス、型、コレクション、ラムダ、Stream API、例外、文字列操作、ファイル操作、日付操作のコーディング方法を説明しています。より実践よりの知識として、オブジェクト指向、デザインパターン、ビルド、各種テスト方法、静的解析、便利なライブラリについても記載されています。分かりやすい説明で、網羅的な情報が取り扱われているため、他言語経験者(開発経験者)であればスッと読み込めると思われます。訳書ではないため、文章がおかしい部分もありません。 ...

任天堂 元社長である岩田 聡氏のインタビュー集 本書は、任天堂の元社長である岩田 聡氏のインタビュー記事をまとめたものです。岩田聡氏は、外部会社であるHAL研究所のプログラマー(後に社長)でありながら、100年ほど同族経営を続けていた任天堂の外様社長に抜擢された異色の経歴を持つ人物です。 ...

Rustアプリを写経できる数少ない書籍の一つ 私は、2018年に"OSS + オライリー本(下画像のカニ本)“によるRust独学で、学習を断念しました。Rustは学習曲線が急勾配で、最初の100時間はつまづきやすいです。コンパイラが引くほどエラーを出します。残業後に勉強する私は、そのエラーと向き合う体力がありませんでした。 ...

前書き:MBTIはあなたの強みを見つける方法 あなたの強みは何でしょうか。エピソードを交えて、1分程度でお聞かせ下さい。 この問いは、就活面接で高確率で聞かれる定番質問です。就活に慣れた学生は、聞かれすぎて、自信満々で回答できるのではないでしょうか。しかし、自己分析していない学生は、 ...

ITエンジニアは共感し、学生は世知辛さが分かる書籍 本書は、IT業界で20年間働いてきた著者が、日本のIT業界で働く上でのテクニック(ノウハウ)をまとめています。30分で読めるシリーズの一つで、ページ数は50ページだけです。著者である平田 豊氏は、組み込み業界では有名で、「Tera TermのOSS化」や「Linux Kernel関連書籍の執筆」など、広範な活動をされています。 ...

事業としてのPIXARに着目した書籍 PIXARの事業的(収益的)な面に踏み込んだ書籍は、本書が初です。著者であるLawrence Levyは、1995年にPIXARへ就任し、2006年にディズニーがPIXARを完全子会社として買収するまで、PIXARの経営面を支えます。スティーブ・ジョブズ、PIXARの社員、ディズニーとの間で、板挟みになりながらもPIXARを世界的に成功した会社まで押し上げた功労者です。 PIXARのスタートアップ期では、ジョブズが自費で金銭的なサポートをしていた話は、有名です。しかし、ジョブズが早期IPO(新規公開株)を期待していた事、ディズニーと契約面で争う際の経過や、最終的にディズニーにPIXARを売るまでの判断に至る背景は、今まで書籍で語られる事がありませんでした。 ...