マウスポインタをキーボードで操作するkeynav

前書き

Linuxエンジニアの中には、マウスを嫌う人が居ます。なるべくキーボードで操作を完結させる事を美徳と考える人(変人)です。しかし、マウスを完全に排除したくても、マウス(マウスポインタ)で無ければ操作できないタイミングがあります。

そんなケースに備えて、本記事ではマウスポインタをキーボードで操作可能なkeynavを紹介します。

                     

検証環境

                       

keynavのインストール

keynavはパッケージマネージャ経由で取得できます。X11(Unixグラフィック環境)に依存しているため、iOS/Android環境では動きません。

                                                                

keynavの起動

Terminalで”keynav”を実行すれば、起動できます。しかし、普通に起動するとTerminalを占有するため、バックグラウンドプロセスとして起動した方が良いです。

keynavを起動してから、”Ctrl + ;”でマウスポインタを操作するモードに移行し、ESCキーでマウスポインタ操作モードから抜けます。マウスポインタを操作するモードに入ると、下図のように赤い十字線が画面に表示されます。

keynav標準

なお、画面の比率が標準でない理由は、私の使用しているモニタがウルトラワイド(比率21:9)だからです。

              

keynavの操作方法

keynavは、

  • 赤十字線の中心=マウスポインタ
  • 赤十字線の領域を縮小可能(例:領域の左側だけ残して縮小)
  • 赤十字線の全体を移動可能(マウスポインタを動かすイメージ)

といった特徴を持ちます。

キー操作 説明
Ctrl + ; マウスポインタ操作モードに移行(画面上に赤十字線を表示)
ESC マウスポインタ操作モードを終了
h 赤十字線領域の左側だけ残して、領域を縮小
j 赤十字線領域の下側だけ残して、領域を縮小
k 赤十字線領域の上側だけ残して、領域を縮小
l 赤十字線領域の右側だけ残して、領域を縮小
Shift + h 赤十字線領域を左へ移動
Shift + j 赤十字線領域を下へ移動
Shift + k 赤十字線領域を上へ移動
Shift + l 赤十字線領域を右へ移動
; 赤十字線領域の中心にマウスポインタを移動
Space 赤十字線領域の中心にマウスポインタを移動し、左クリック
2 (左)ダブルクリック
3 (右)ダブルクリック

       

h:領域の左側だけを残して、領域縮小する例

j:領域の下側だけを残して、領域縮小する例

k:領域の上側だけを残して、領域縮小する例

l:領域の右側だけを残して、領域縮小する例

    

keynavのキーバインド設定変更

keynavのキーバインド設定は、”$HOME/.config/keynav/keynavrc”ファイルに記載されています。私の環境では存在しなかったため、公式サイトからコピーしました。以下にkeynavrcの一部を示します。

書式は、”キー keynavで定義された動作”です。一つのキーで複数の操作をする場合は、”,”(カンマ区切り)で後続の動作を記載します。また、”0 sh “vim”,end”のように記載すれば、キーボードランチャーとして使用できます。

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1件の返信

  1. 2019年9月15日

    […] マウスポインタをキーボードで操作するkeynav […]

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