【妻:ロシア人、夫:日本人】国際結婚における三重苦:1)書類、2)お金、3)コミュニケーション

前書き

私は、2019年にロシア出身の女性と国際結婚しました。私の経歴は、新潟の高校・大学を卒業し、そのまま地元のIT企業に就職するというありふれたものです。英語力はTOEIC700点台で簡単な英語を読めるが話せず、ロシア語はСПАСИБО(スパシーバ、ありがとう)ぐらいしか分からないレベルです。

そのため、国際結婚(国際結婚率は約3%)する事になるとは夢にも思わず、今でも「どうしてこうなった」と感じる事が多々あります。本記事では、計画的に行動していない私が、「見通しが甘くて、苦労してる(苦労した)!」と感じた事柄3点を紹介します。

※国によって様々な条件が違うため、ロシア人との国際結婚ケースである事を前提としています。

                 

申請書類が日本人夫婦より多い

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配偶者の国籍に関わらず、結婚に伴い、結婚届けや扶養、保険など様々な書類を提出する事になります。国際結婚の場合、通常の書類に加えて、プラスα(追加書類)を求められます。追加書類の例で言えば、

  • 結婚時、日本・相手国に提出するための書類(結婚証明書類)
  • 扶養時、妻の退職を証明する書類(海外から取り寄せ)
  • ビザ申請時、親族交流や金銭支払い能力を証明する書類

などがあります。

普通に考えれば、書類の数が増えるだけでも辛いです。困った事に、追加書類は一般的な書類ではないため(他の人は提出しない書類のため)、ネットで情報が出てこず、形式や書き方が分からなくて作成に手間取ります。さらに、金銭が絡む書類は休日に役所や銀行から取得できないケースが多いため、計画的に会社を休む必要があります。

日本に提出する書類は、日本人側が一人で作成する事になるので、書類作成に慣れていない人には大変かもしれません。私は仕事で契約書類を作る事があるので、ある程度耐性がありましたが、それでもモチベーションの上がらない辛い作業です。

                    

お金が数十万単位で消えていく

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結婚すれば、程度の違いこそあれ、結婚指輪の購入に始まり、引っ越し、結婚式や披露宴などでお金が必要です。国際結婚の場合は、通常の出費に加えて、

  • 大使館や領事館へ出向く費用(移動費、公印を貰う費用、和訳代)
  • 親族交流で海外へ渡航する費用
  • 配偶者ビザ申請が独力で出来ず、行政書士に依頼する費用

などの費用がかかります。

大使館・領事館に行く理由は、外国人側の母国に提出する書類へ公印(アポスティーユ)を押印して貰うためです。押印前に、日本国内で発行した書類を然るべき担当者が和訳する必要があり、和訳代は1~2万円程度です。大使館は東京や大阪に所在すると想定して頂ければ、旅費は東京・大阪への移動費となります。公印が即日に貰えない場合、宿泊費や複数回分の旅費が必要です。

親族交流では、家族を何人連れて相手の国に行くかで渡航費用が変動します。1人分の往復チケットが10万を超え、宿泊費もホテルを利用すれば1日あたりで1万円近くかかります。私の例で言えば、両親と私のロシア行き渡航費(3名分、6日間)は約60万程度でした。さらに、相手側の家族分も一部負担したため、約75万円ぐらいの出費でした。そのため、破産しないよう、帰省頻度を調整する必要があります。

配偶者ビザは、国際結婚すれば必ず貰えるわけではなく、許可制です。配偶者ビザ申請が承認されなければ、外国籍の配偶者は帰国する必要があります。海をまたいだ遠距離生活を避けるために(現在の私はこの状態だが)、配偶者ビザ申請する書類は、「虚偽無く」「正確に」作成する必要があります(申請の80%は偽装結婚として扱われています)。そのため、行政書士に依頼するわけですが、十数万円の依頼費がかかります

余談ですが、配偶者ビザは「配偶者を養えるだけの収入があるか」を審査されるため、収入が少ない人は不利です。その場合は、資産や預貯金があるかや福利厚生サポートが多いなどを示す必要があります。

                     

相手に察してもらうコミュニケーションは甘え

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日本人はハイコンテクスト文化にドップリ浸かっているため、大事な部分(要求したい事)を話さなくても相手が察して動いてくれます。しかし、外国人はそうではありません。水が欲しいなら、「喉が乾いた(だから水をくれ)」ではなく、「水が欲しい」とキチンと要求します。

相手が察してくれる」と期待して曖昧な発言をしていると、「何を考えているか分からない」と配偶者が不安がります。実際問題、私はあまり喋らないので、妻に似たような事を指摘されました。

国際夫婦間のコミュニケーションで大事な事は、

  • 相手の母国語(ロシア語)の習得
  • 文化の差に対する寛容さ
  • 愛情表現(スキンシップ)の大切さを理解する事

が少なくとも重要と考えています。

国際結婚した夫婦間の言語は、基本的にチャンポン(複数言語が混ざった状態)であり、ロシア人の知人も「(日本人とロシア人の恋人は)恋人間でしか分からない言葉を使う」と話していました。例えば、私と妻は、「10秒欲しい」「おー、ポルポル」「ピタチョークマヨソーヌシカ」などの不可思議な単語をよく使います。これはこれで良いですが、お互いに相手の母国語を習得した方が、細かいニュアンスを伝える際や相手国のニュースを理解する際に役立ちます。少なくとも、夫婦のどちらか片方だけが言語習得を頑張る状態は健全ではないと思います。

文化の差は、日本国内でも出身地によって違いが感じられると思います。その差に対して、拒否反応を示すのではなく、受け入れようとする姿勢が夫婦生活で求められます。日本人夫婦と同じ事です。差分が多いだけです。ロシアの例で言えば、女性にドアを開けさせない(男が開く)、奇数の花を沢山渡す、味噌汁にマヨネーズを入れるなどなど。このカルチャーショックに驚いた後、何をするかが大事です。

最後に、愛情表現の大切さについてです。日本人は、愛情表現をめったにしません。私も愛情表現は基本的にしません。しかし、ヨーロッパの文化圏は、ボディタッチやキス(ビズ)を挨拶で使ったり、言葉で愛を頻繁に示しています。私の妻は、出勤前と帰宅時、寝る前にキスを求めてきますが、私は良く忘れます。より正確に言えば、私はキスの前に歯を磨きたいのです。しかし、妻はそんな言い訳よりも、キスが欲しいようです。キスが無いだけで、妻の不機嫌指数が急上昇します。くまったくまった。

夜の生活も愛情表現の一つです。夜だけではなく、朝・昼にも頑張れる胆力が必要です。回数面でも複数回できれば、喜ばれます。私は漢(オス)として優秀ではないため、いつも「ごめんなさい」しています。間違いなく、外国人は日本人とは性の捉え方が異なり、非常にポジティブなコミュニケーション活動の一つとして捉えているようです。

            

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