ロシア旅行:観光ビザを簡単に取得する方法(ビザ申請代行業者を利用)
写真は、2018年の夏に撮影した「ペテルゴフ 夏の宮殿(サンクトペテルブルク)」です。ペテルゴフは、ピョートル大帝(1世)のもとで建設された庭園で、150個を超える噴水がある綺麗な観光地です。過去の私のように、
今度の海外旅行は、ロシアに旅行しようかな〜。
と考えている人も居るかもしれません。そんな方々に注意点があります。それは、ロシア旅行には観光ビザが必須という事です。個人でのロシア旅行が初めての方は、「えっ、ビザなんて取得した事がない。どうするの!」と困ってしまうと思います。
本記事では、正規の方法での観光ビザ取得方法に触れつつ、ビザ申請代行業者(ロシアビザセンター)を利用した方法を解説します。
【正規の方法】観光ビザ取得に必要な書類一覧
正規の方法で、必要な書類は以下の通りです。
- 顔写真(4.5[cm]×3.5[cm]、カラー)
- パスポート
- 電子査証申請書(EVA)
- バウチャー(旅行日程・宿泊ホテルなどのロシア滞在中の諸情報)
【正規の方法】3つのデメリット
デメリット1:書類作成が面倒
正規の方法で手続きが面倒なのは、「電子査証申請書(EVA)」と「バウチャー」です。
電子査証申請書の作成は、ロシア連邦外務省領事局査証専用サイトで決められた内容を淡々と書くだけなので、楽な部類とも言えます。ただし、それ相応の記載量である事、記載項目が英語表記のため、慣れていない人は30分以上かかるかもしれません。
バウチャーは、旅のしおりとも言われる書類です。面倒な理由は、飛行機の往復チケットや宿を予約した後に「バウチャーを発行してください」とお願いする必要がある事です。しかも、予約前にバウチャー発行可否を事前確認しなければなりません。ここでの問い合わせは、当然ロシア語や英語でメールするため、負荷が高い作業です。空バウチャーを発行する方法もありますが、私は試していないのでおススメしません。
デメリット2:平日に、在日ロシア連 _邦大使館・領事館(部)へ書類を持参する事
以下の大使館・領事館(部)に、観光ビザ申請書類を持参する必要があります。郵送できないため、申請者の住んでいる地域によっては、ちょっとした旅行になってしまいます。しかも、受付が平日のみ(ロシア祝日は除く)という点も、申請を難しくしています。
デメリット3:ビザ申請代行業者に頼むより、高くつく可能性がある事
前述の大使館・領事館への移動費に加えて、申請料がかかります。申請料は、観光ビザの受領日によって、変動します(4000円〜1万円)。私の場合は、
「”移動費 + 申請料” > “申請代行業者の利用料(6000円〜1万円)”」
であったため、業者の利用を即決しました。
【ビザ申請代行業者の利用】観光ビザ取得に必要な書類一覧
ロシアビザセンターを利用する場合、以下の2点だけです。
- 顔写真(4.5[cm]×3.5[cm]、カラー)
- パスポート
面倒な処理は、全て請け負ってくれる事が公式サイトに記載されています。
ホテル事前予約不要、航空チケット事前購入不要
電子申請書(EVA)はロシアビザセンターが作成しますロシアビザセンターが領事館への申請を代行します⇒確実です。
何日に行くか決まっていない、とりあえず、いつでも行けるようにビザを持っていたい
個人的には、ロシアビザセンターを利用する場合に注意が必要な内容は、パスポートだけだと思っています。注意点は以下の2点です。
- 見開きで2ページ以上、ビザのための空白のページが残っている事
- ビザ有効日(ロシア入国日)から数えて、半年以上の有効期間がある事
【ロシアビザセンターの利用】利用の流れ(3Step)
Step1:ロシアビザセンター公式サイトで観光ビザ申し込み
ロシアビザセンターの観光ビザ申し込みフォームを記載し、申請します。全項目が日本語であるため、申請で戸惑う事はないと思います。
Step2:観光ビザの申し込み料金を支払い
観光ビザの申し込み後、ロシアビザセンターからメールが届きます。料金の支払先は、メールに記載されています。コンビニATMでの支払いもOKでした。なお、公式サイトにも支払先が書いてあります(2019年1月時点)。
◆料金のお支払先
三菱UFJ銀行
六本木支店
普通0442987
RVC株式会社(アールブイシー カブシキガイシャ)
料金は、観光ビザの取得日によって変動します。旅行の2週間以上前に余裕を持って申し込めば、安上がりです。
2週間後取得¥7,500
1週間後取得¥13,000
4営業日取得¥15,000
翌日取得¥25,000
Step3:ロシアビザセンターにパスポートと写真を送付
書類の送付先は、ロシアビザセンターから届いたメールに記載されています。先ほど同様、こちらも公式サイトに記載があります。
◆パスポート・写真の送付先
〒107-0052
東京都港区赤坂9-1-7-397
ロシアビザセンター
TEL:03-6661-0239
◆パスポート&写真の送付方法
日本郵便レターパックの使用を推奨しています(追跡サービス付・レターパックプラスは速達扱い)
以上で、申請作業は終了です! ビザが届くのを待ちましょう!
まとめ
【正規の方法】
- バウチャーの取得で英語・ロシア語を使うため、面倒
- そこまで安上がりではない
【ロシアビザセンターの利用】
- 準備する書類がパスポートと写真だけ
- 早期に観光ビザを申し込めば、7500円でビザが取得可能
ロシア人と国際結婚した地方エンジニア。
小学〜大学院、就職の全てが新潟。
大学の専攻は福祉工学だったのに、エンジニアとして就職。新卒入社した会社ではOS開発や半導体露光装置ソフトを開発。現在はサーバーサイドエンジニアとして修行中。HR/HM(メタル)とロシア妻が好き。サイトに関するお問い合わせやTwitterフォローは、お気軽にどうぞ。